橋下徹大阪府知事、中田宏横浜市長、中村時広松山市長の3人が4日夜、「首長連合」による事実上の政党支持表明に舵を切った。
3人の首長は、各政党の地方分権、霞が関解体、政権運営システムの政策3点を評価しての「政策支持」としているが、支援政党を表明することに変わりはない。
現在のところ、賛同する首長が増える見込みは立っておらず、3人だけが突出した形となっている。
「首をかける」とまで言い切った3人だが、地方自治と国政選挙をいっしょくたにした姿勢には「首をかしげ」たくなる。首長連合による政党支持表明が不発に終わったら辞職するということなのか、支持した政党が約束を反故にしたら辞めるということなのか判然としない。
政治家が「命がけ」「政治生命を賭ける」などと大見得を切って、実行されたためしはなく、橋下氏らの前のめりの言葉には軽さも漂う。
それぞれの自治体には直面する課題があるはず。市民不在にならないよう、足もとを見ることも必要だろう。
秋月
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