4日、「首長連合」を目指し会談した橋下大阪府知事と、中田宏横浜市長、中村時広松山市長の3人は、自民党からの総選挙出馬を選択すると見られる東国原知事に、同連合への合流を求めないことを明言した。
あくまでも自民党からの出馬にこだわり続ける東国原知事に対し、決別宣言ともとれる。
各政党の地方分権、霞が関解体、政権運営システムの政策3点を評価して「政策支持」を決めるという3人の結論からすれば、「はじめに自民党ありき」の東国原氏との連携はありえない。自民党別働隊との批判を受けることを避けたかったとも見られる。3人の会談では「本質的に相容れない」とする意見も出されたとされ、東国原知事と他の首長との考え方の違いが顕在化してきた形。
自民党に突きつけた出馬条件について、ハードルを下げはじめた東国原知事に対する世論の動向も見定めた結果だろうが、同知事の選択肢は限られてきたようだ。
秋月
※記事へのご意見はこちら