ZENNAMA発表の5月度の全国の生コン出荷量は6,345,000m3で、単月の出荷としては今年1月に記録した7,096,000m3を下回り最低を更新している状況。生コン業界全体に対する警鐘であることは間違いない。「もう今の工場数は必要ない。先ずは、一分一秒でも早く統廃合していかねば工場同士お互いが共倒れになってしまう」と関東地区のある業界関係者は語る。
ただ「工場の買い手も自社の工場の経営で精一杯であるのが現況。集約化するためのコストを捻出する余裕のある企業はほとんどない。また今後生コン工場が、飛躍的な収益を得ることができる可能性は薄く、メリットを感じないことを抱いている経営者が多い。画期的な打開策があれば直ぐにでもやるのだが…」生コン業界の苦悩の日々が続く。
【河原 清明】
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