農林水産省が3日公表した平成21年産水稲の都道府県別10a(=100m2、約1反)当たり平年収量は、福岡県では全国平均の530kgを下回る499kgを見込んでいる。もっとも多い長野県では623kg、もっとも少ない沖縄県は309kg。佐賀県などでは温暖化によるマイナス影響などのため前年より引き下げられたが、全国的にみるとブランド米の収量増加などにより前年と同量と見られている。
福岡県内でも田植はそろそろ終わりを迎えている。今年の水稲の成長について県内の農家は、「田植え前の日照りで乾ききった田んぼを整えるのは大変だったが、今は(稲が)しっかり根付いているから大丈夫だろう」という。梅雨らしい雨の後、青々と一面に広がる稲が実りの秋を期待させてくれそうだ。