ファミリータイプのマンションを売ってきたマンションデベロッパーの中にも、不動産ミニバブルのブームに乗って賃貸マンションの一棟売りを手掛けた会社がいくつかある。その中で、地場デベロッパーのX社もかつて一棟売りを行なったのだが、これが今になって問題となってきている。X社はその賃貸マンションを売却する際に、家賃保証をすることを条件にしていたのだが、その保証分の支払いが出来ず、未払い金が数千万円に達している。
今後はX社が新規で建設中のマンションの部屋をその未払い金の代わりに数戸引き渡すことになる模様。不動産ミニバブルの後遺症はまだまだ続きそうだ。
【宮野 秀夫】
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