国政転出に前のめりになり、自民党と相思相愛であることが露呈した東国原知事に代わり、橋下徹大阪府知事が主役に躍り出た。
　橋下知事は８日、民主党本部で同党の原口一博衆院議員と政策をめぐる意見交換。その後公明党の北側一雄幹事長とも会談した。自民党・古賀誠選対委員長と会うことも予定されている。各党は「首長連合による政党支持表明」を提唱している橋下知事の取り込みに必死となっており、「物申す知事」の株は上がるばかり。
　自身の国政転出という野望が透けて見える東国原知事は、任期途中である知事の座を捨てることに未練はない。しかし、橋下知事はあくまでも知事の立場から政党を変えようとしている。この違いが両者への共感の広がりに大きな差を生じさせているのだ。
　地方分権を総選挙の争点に、との橋下知事の思いは、どうやら遂げられる可能性が出てきた。

【春田】

＜NET-IB主催＞８月総選挙の先を読む「政権交代」で日本はこう変わる！

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