外務省の関連機関に対する背任などに問われ、最高裁で上告を棄却されていた佐藤優・元外務省主任分析官に対する懲役2年6月、執行猶予4年の判決が確定した。6日が期限とされていた異議申し立てを行なわなかったことによる。有罪確定と同時に国家公務員法の規定により失職した。
佐藤氏を古くから知る関係者は9日、「これまでは公務員としての立場だったが、その制約がなくなった。講演を引き受けることも、原稿料を受け取ることも自由になる。活動の幅が大きく広がることになり、彼の発言や評論はこれまで以上に注目されることになる」と語った。
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