（株）日本製鋼所（東京都品川区）が、2008年３月期までの２年間で約６億円の所得隠しを東京国税局から指摘された。

　ごみ処理施設を保守管理するため、大手造船会社とともに出資して特別目的会社（SPC）の「西胆振環境」を設立。そのSPCが債務超過に陥り、日本製鋼所約3億6,000万円を資金援助したが、実際には債務超過に陥っていなかったことが判明した。

　申告漏れ額は約10億円に上り、追徴税額（更正処分）は重加算税を含めて約２億5,000万円に上る見通し。

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