先月6日、福岡市内で初の新型インフルエンザ感染が確認された。今日までに確認された市内の感染者数は80名(9日現在)。しかし、福岡市は初動で大きなミスを犯す。医療機関からのPCR検査を拒否して感染の拡大を放置したのである。吉田宏市長が言った「万全の態勢」は全く根拠のないものだったうえに、行政の不作為によって市民の生命が危険にさらされたことになる。
データマックスは、これまでの福岡市の対応を検証するため、市内7箇所の発熱相談センターに寄せられた「新型インフルエンザ相談票」を情報公開請求し、10日、その一部の開示を受けた。今年4月に発熱相談センターが設置されて以来、受け付けられた1万件を超える相談票のうち、この日開示されたのは1,000件程度(残りは9月まで延長されている)。しかし、博多保健所に対しては6月1日から問題の6日までの相談票の開示を請求していた。
次週から詳細を報じていくが、春日市内の医療機関によるPCR検査要請を、管轄を理由に断った時の記述が克明に残されていた。
ご覧いただきたい。
【福岡市政班】
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