(1)コンパネ出荷量 前年比50%減
型枠業者に供給している建材商社が嘆く。「今年前半の6カ月のコンパネ出荷ベースが前年比で半減している。工場や倉庫は暇で、パートの従業員全員を解雇した。申し訳なく思っているが、会社存続のためにはやむを得ない処置だ。型枠業者さんを回ってみると、どの業者さんも前年比で30%以上減っているようだ。どこも企業の将来に懸念を抱いている」と証言する。
(2)最低賃金1日1万円の時代に8,000円で人が集まる
国の政策として、「1日の最低賃金を1万円にする」ことが検討されている。法律化されるのは時間の問題だ。これでも25日働いても25万円にしかならない。
ところがだ。ある水道本管工事の会社が、従業員を日給8,000円で募集した。3名採用するつもりであったが、60名応募してきたことには同社の社長が驚いた。「会社を設立して35年になるが、初めての経験だ。世間は、よほど不景気なのであろう」と指摘する。8,000円なら1カ月20万円(25日稼働)の収入しかない。本当に悲惨な話だ。
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