読者のみなさんへ
弊社は『福岡にパワーを与える企業100社』を出版致しました。
同書は、昨今の経済動乱の最中にあって、絶えざるパワーとエネルギーで躍進を続ける福岡・九州の企業を、トップの肉声を交えながら紹介します。
成功の秘訣や、経営戦略のヒントが盛り沢山の内容となっております。企業経営者の方も、これから経営を目指そうとする方も、本書を読めば、勇気百倍!! ご期待ください。
【媒体概要】
福岡・九州の企業100社を、文章と写真とで紹介。カンパニーインフォメーション(会社概要)・代表プロフィール・ワンポイントPRを併せ掲載。
株式会社 データ・マックス
TEL 092-262-3388 FAX 092-262-3389
株式会社 アイビック
不動産の総合事業を目指して
新たな開発で飛躍、躍進を目指す
-COMPANY INFORMATION-
代表者 : 岩本 將伸
所在地 : 福岡市南区大橋2-1-1 花村大橋ビル4F
設 立 : 2001年6月
資本金 : 1,000万円
業 種 : 不動産・宅地建物取引業
年 商 : (08/9決算推計)12億円
TEL : 092-541-4660
URL : http://www.i-bic.jp
賃貸仲介、管理を礎石として
マンション開発・販売に挑む
不動産物件の仲介・管理を主業務に「お部屋探しはミニミニで…」のキャッチフレーズで展開する(株)ミニミニのフランチャイジーとしてその業務を行なってきたのが株式会社アイビックだ。
同社は不動産仲介に留まらず、新たなる躍進を目指して香椎駅前に第1号分譲物件、「ハイグランド香椎駅前」を開発した。まさに同社にとっては初めてのデベロッピングであったが、同物件は7月末に無事竣工、10月半ば現在で残戸数が1戸となっており、その残戸も既に予約が入っており、完売目前となっている。
昨今の福岡におけるマンションは供給過多となり、中央大手デベロッパーでさえ苦戦している状況の中、ましてや同社初物件で、そのブランドネームは全く浸透していない。その中でのこの販売実績は、誰もが目を見張るものだ。
特にこの夏の日本経済は様々な問題を包括した下降状態で、同社でも販売の動きが盆を境に全く変わり、盆以降は銀行がローンの受け付けを渋ったり、審査が厳しかったりで、販売が動かなくなる状況が横溢していた。しかしその中でどうにか竣工完売に近い形で販売に成功。その要因を、同社代表取締役、岩本將伸氏に尋ねた。
「販売ターゲットの中心を40歳代に設定しました。これまでは20歳代後半から30歳代が主流でしたが、当社では敢えて40歳代を中心に、グレードを高めた物件企画をしました。マンションが売れる要因として『場所』『価格』『企画』、この三つが揃っていなければ売れません。これは他のデベロッパーさんでも同じことです。その中でこの物件は激戦区と言われる東区での開発ですが、香椎駅周辺、ここは5年間新規供給がなかった所で、そこに用地を確保できたことが勝因の一つです。そこにハイグレード物件、ターゲットは30歳代後半から40歳代、このマーケティングが功を奏しました。それと、これからは不動産に限らず全ての商品開発でエコロジーを考えなければなりません。その点においてもこの物件は太陽光や風力による自家発電設備を設け、共用部などに活用しています。こうしたところもターゲットの共鳴を呼び、それが購入に繋がったのだと思います。」
同物件の販売価格は市場平均より高く設定してあったが、社長の狙いとマーケティングは当たり、完売へと繋がったようだ。
その上初開発物件でネームバリューが確立していない中、その販売タイミングは天が味方したものだった。悪法と言われ、厳しくなった建築確認のお陰で、スムーズに確認が下りている物件であれば、どのデベロッパーでも同じ、との信頼を得ることになり、ネームバリューの無さが購買意欲を阻害することにはならなかったのだ。
もちろん天が配する好機に乗じただけで、いとも簡単にマンションが完売する訳ではない。同社はこれまで賃貸物件仲介・管理のみならず、分譲物件の販売委託も多く手掛けており、その経験に裏打ちされた販売ノウハウがあり、それをフルに活用し、積極的に営業を展開したことが、今回の成功を導き出している。
(以下、『福岡にパワーを与える企業100社』参照)
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら