12日投・開票された東京都議選で、自民党は歴史的な惨敗を喫し、44年振りに第1党の座から転落した。民主党は34議席から54議席へ大躍進を遂げ、第1党へ踊りでた。
今回の都議選で自民党・公明党が過半数割れしたことで、政局は一気に流動化した。麻生首相による解散総選挙か、麻生降ろしによる看板の付け替えで総選挙か、自民党内の駆け引き、権力争いを含め、大きな山場にさしかかっている。苦境に立たされている麻生政権と自民党。
麻生首相を送り出し、こんにちまで支えてきた自民党福岡県連の新宮松比古会長(県議)は、都議選から一夜明けた13日、記者の取材に対して次のように答えた。
「自民党が一枚岩ではない印象を与えたことが敗因だ。自民党は安心安全な政党で期待できるということを印象づけられなかった。今度の総選挙は、厳しい選挙になっていく。今以上に一致団結して戦っていく以外にない。若い人に夢を与える政策をマニフェストに盛り込んでいくこと。医療や年金、老後の安心・安全を訴えていくこと。また経済対策は麻生首相は十分にやってきたので理解していただける時期が来る。麻生首相のもとで総選挙を戦っていく以外にない。厳しい戦いであることは間違いない。」
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