山下医科器械(株)（本社：福岡市中央区、山下　尚登社長）は、７月14日、2009年５月期決算（連結）を発表した。

　売上高は前年同期比1.9％増の364億3,100万円、経常利益は同比21.7％減の３億700万円、当期純利益は１億3,900万円（前年同期は１億6,300万円の当期純損失）となった。

　売上高については、医療機器部門のうち一般機器分野では、基幹病院を中心に、医療機器備品の新規および更新の底堅い需要に支えられ67億6,800万円（前年同期比3.7％増）となった。一般消耗品分野では、市場シェアの拡大等により173億300万円（同比2.2％増）となった。低侵襲治療分野では、循環器備品の受注増加や、内視鏡処置用医療材料（ＩＶＥ）の販売増などにより75億9,300万円（同比5.4％増）となった。

　メディカルサービス分野では、設備案件の減少による設備備品の販売減および放射線機器の大型案件の減少などにより32億2,600万円（前年同期比14.1％減）。この結果、医療機器部門の売上高は348億9,200万円（同比1.3％増）となった。また、医療情報部門においては、電子カルテ対応オーダリングシステムの一括受注など、電子カルテ導入とレセプトオンライン化によるシステム投資およびＩＴ機器需要などにより15億3,800万円（同比17.2％増）となった。

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