データ・マックスが報じてきた、人工島への都市高速延伸に10年かかり、新こども病院や新青果市場の開設には「間に合わない」とする内容が、きょうの地元紙報道でも証明された。
地元紙朝刊は、「人工島への延伸合意」と見出しを打っており、記事では福岡県、福岡市、国交省が人工島への自動車専用道路の延伸に合意したことを伝えている。これまで「延伸」が正式に決まっていなかったことを証明した形となった。
さらに今年5月、市を交えた青果市場関係者との会議で、都市高延伸が「新青果市場開場には間に合わない」と記されていたことから、こども病院と青果市場の開設から5~6年のタイムラグが生じることの問題点を指摘してきたが、朝刊報道でも市側が「両施設のオープンには間に合わない」とコメントしたことを記している。
朝刊記事は、環境アセスを含め、まさにこれから計画が動き出すことを報じたものであり、弊社記事が「計画から10年」としてきた内容を裏付けるものでしかない。
今月8日、吉田宏福岡市長が国交省を訪れ、都市高速延伸への協力を要請することをスクープしたが、市関係者は「今月中に協議会(幹線道路協議会)を開く」という流れになると話していた。
青果市場関係者からの移転反対論を沈静化させるための動きであったことは明らかだが、逆に一連の報道で、いまだ正式なテーブルにも乗っていなかったことが明らかとなった。
昨日報じたように、都市高速延伸には「計画から10年」が必要とされる。市はこども病院、青果市場の両施設に生じるタイムラグについての対応も迫られることになった。
*記事へのご意見はこちら
※記事へのご意見はこちら