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この家は売れる! 7層構造の画期的な住宅(株)ブイハウス(1)
特別取材
2009年7月16日 11:01

新設住宅着工件数は、今年に入っても前年同期と比較して、厳しい水準となっている。福岡県下でも、今年1月以降は毎月3,000戸を超えることはなく、低水準で推移している。しかし、地場戸建業者のなかには、不景気の影響を受けずに業績を伸ばしているところもある。そのなかの一つ、北九州市戸畑区に本社を置く(株)ブイハウスは、太陽光発電搭載の住宅で知られているが、このたび新たな住宅「スキップセブン」を発売することとなった。この「スキップセブン」は収納量の多さがウリで、2×4工法の特性を活かした7層構造の住宅。モデルハウスのオープンに先立って内部を拝見させてもらったが、「この家は欲しい!絶対売れる」と一瞬で思ってしまった。今回は、同社の新商品として発売される住宅「スキップセブン」の特徴と、今後の展開をレポートする。

新商品の「スキップセブン」
代 表:田中 雅顕
所在地:北九州市戸畑区西鞘ケ谷町5-38
設 立:1999年11月
資本金:1,300万円

時流に乗った太陽光発電 標準装備のオール電化住宅

 (株)ブイハウスは、現代表が1999年11月に設立したのが始まり。地球温暖化などの環境問題が叫ばれるなか、同社はいち早く太陽光発電を搭載した住宅に着目。「VOLT」シリーズのブランドで、太陽光発電標準装備のオール電化住宅を1,680万円という低価格で販売し、消費者のハートをガッチリと掴んだ。これにより業績は右肩上がりとなり、08年6月期には対前期比4億3,000万円の増収となる10億7,700万円の売上を計上。地場戸建業者のなかでも一躍注目される存在となった。

特徴は収納量の多さと特許取得の7層構造

 同社が今回新たに発売した新商品が、「スキップセブン」という画期的でユニークな住宅。これまでの住宅にはない、さまざまな特徴がこの「スキップセブン」には備わっている。そのなかでも最大の特徴となるのが、収納量の多さ。1層目の地下には、ゴルフバックが収納できる高さのピットスペースが2部屋あり、キャンプセットや食器棚などが十分に収まる豊富な収納量がある。また、4層目にある蔵も人一人が横になって寝られるだけの広さがあり、洗剤などのサニタリー関連用品などを収めることができる。また、6層目にはロフトも完備。子どもの遊び心をくすぐるだけでなく、ロフトから屋上のルーフバルコニーにそのまま出られるようになっている。このように収納力という面では、これまでの住宅にはないほど、充実している。
 また、この「スキップセブン」は、戸建住宅としては限界の高さの10メートルに挑戦(約9.9メートル)。さらに、在来工法には真似できない2×4工法の特徴を最大限に活かした7層構造となっており、2階建て住宅で4階建て相当の構造を持つ建物ということで、特許も独自に取得している。このほかにも、住設機器は全て高性能のパナソニック社製品で、バルコニーは3カ所も設置。また、光線・目線を考慮した工夫がなされていたりと、非常にユニークな仕掛けが各所に施されている。

(つづく)

【宮野 秀夫】

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