福岡県日韓親善協会は7月13日、福岡市内のホテルにて定時総会を開催した。懇親会には約200名の関係者が集まり、賑わいをみせた。福岡県日韓親善協会は1975年に福岡の経済界と在日韓国民団が協力して、民間交流の窓口となるべく発足したもの。30年以上に渡り、講演会の開催や文化の紹介を行ない、青少年やスポーツなどの交流を図ってきた。
懇親会では、田中浩二・福岡県日韓親善協会の越智通雄会長が挨拶に立ち、34年におよぶ活動を感慨深く振り返り、参加者への深い謝辞を述べた。来賓として、金守漢(キム・スハン)韓日親善協会中央会会長と日韓親善協会中央会会長兼理事長が挨拶。金氏は「現在の韓日関係は固い信頼関係で結ばれており、これほど良好な関係は体験したことがない」と現在の両国関係を評価し、「今後も英知と勇気を持って活動に取り組んでいく」と決意を語った。また、越智氏は「「『福』という地名は、韓国・中国に特に縁がある」として、日韓関係における福岡の地の重要性を説いた。続いて、金賢明(キム・ヒョンミョン)駐福岡大韓民国総領事が挨拶に立ち、ビートルが結ぶ釜山―福岡の活発な交流の報告と、さらなる両国関係の親密化へ向けた意気込みを語った。来賓紹介の後、海老井悦子福岡県副知事の発声により乾杯がなされた。
会場には博多祇園山笠期間中らしく法被姿の参加者も見られさらなる活性化が予見される懇親会となった。
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