さらに驚くことに、この「スキップセブン」は1,998万円（工事面積95坪）という低価格を実現している。坪単価でいえば21万2,000円と、破格の安さとなっており、これだけの内容・設備でこの価格は、他社には真似ができないと思われる。実際、ある大手住宅メーカーの幹部は、「ウチの売り出し価格なら4,000万円はする。それにキッチンや風呂などの住設機器は、ウチの標準装備のものより良い」と驚いていたという。筆者も事前に見せてもらったが、これだけの設備の住宅が、大手ハウスメーカーの半分の価格なのかと驚いた。

福岡都市圏での出店やFC化による展開も視野に

　今回の「スキップセブン」について同社の田中社長は、「ターゲットは30代前半の世代です。迷路のような造りの家になっていますから、子どもさんたちもきっと喜んでくれるでしょう。毎日、笑い声が絶えないような暮らしを送っていただきたいと思って考案しました」と家造りへの想いを語ってくれた。
　当面は、年間70棟を目標にしていくが、北九州エリアでの販売が順調に推移すれば、福岡エリアでの展開も検討されている。また、近々フランチャイズ化も目指す方向で、現在そのプランも練られている。
　なお、７月18日のモデルハウスオープンに伴って、先着10名様（契約者）に限り、ソーラーパネルがプレゼントされるという。興味のある方は、ぜひモデルハウスを訪れていただきたい。
　全国的に戸建住宅市場が伸び悩むなか、画期的な新商品を発売することで、消費者のニーズを掴もうとする同社。今回の「スキップセブン」は若い世代に受け入れられ、戸建市場に革命を与える商品となるだろう。今後の同社のさらなる躍進は、この商品を見る限り間違いない。戸建住宅業界にまた１社、今後の成長が楽しみな会社が登場した。

【宮野　秀夫】

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