橋梁工事のオリエンタル白石(株)(本社:東京都千代田区平河町2-1-1、管財人:河野玄逸弁護士)は、昨年11月26日に会社更生法の適用を申請し、会社更生手続き中だが、同社の事業支援のスポンサーとして優先的に交渉を行なうことに関し、基本合意書を締結したことを、フェニックス・キャピタル(株)(東京都千代田区)が7月10日に発表した。
フェニックス・キャピタルは、2002年に設立された企業再生や事業の再編を手がける日本国内の投資ファンド。これまでに7本合計約2,300億円のファンドを組成し、約2,000億円の投資を行ない、建設関連では東急建設や日特建設、基礎地盤コンサルタンツなどの投資実績を持っている。
オリエンタル白石は、橋梁業界のなかでもプレストレストコンクリート(PC)建設の大手だったが、サブプライムローン問題や資源高騰などによる景気の後退から業績不振に陥っていた。
今後、スポンサー選定にかかる最終契約の締結に向けた協議を継続し、スポンサー選定にかかる最終契約は、東京地方裁判所の許可を取ることを条件として締結する予定。
【石崎】
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