読者のみなさんへ
弊社は『福岡にパワーを与える企業100社』を出版致しました。
同書は、昨今の経済動乱の最中にあって、絶えざるパワーとエネルギーで躍進を続ける福岡・九州の企業を、トップの肉声を交えながら紹介します。
成功の秘訣や、経営戦略のヒントが盛り沢山の内容となっております。企業経営者の方も、これから経営を目指そうとする方も、本書を読めば、勇気百倍!! ご期待ください。
【媒体概要】
福岡・九州の企業100社を、文章と写真とで紹介。カンパニーインフォメーション(会社概要)・代表プロフィール・ワンポイントPRを併せ掲載。
株式会社 データ・マックス
TEL 092-262-3388 FAX 092-262-3389
株式会社 西中洲樋口建設
率先垂範の姿勢で組織をまとめ、
建設不況の波に立ち向かう
-COMPANY INFORMATION-
代表者:横尾 博
所在地:福岡市中央区西中洲12-13
設 立:1969年11月(創立)
資本金:8,800万円
業 種:総合建設業
年 商:(07/9)27億円
TEL:092-771-3955
URL:http://n-higuchi.deca.jp/
注文住宅は自社の展示場
高い坪単価で安心を売る
(株)西中洲樋口建設は、1969年創立の中堅ゼネコン。一戸建て木造住宅の建築で成長し、最盛期には建築戸数は年間140戸にも達した。最近では戸建ては注文住宅が年10軒程度で、他に公営施設から賃貸ビル、マンション、店舗付き住宅まで幅広く手がけている。
地場では比較的大口の物件を受注する企業が多い中、同社は小口物件を数多くこなす。取引先1社あたりの受注額を下げ、リスクを抑えた堅実な経営スタイルが特徴だ。
「当社は営業マンをおいていませんから、建築物件が当社の技術力を示す展示場になります。注文住宅は坪45万円以上と高額ですが、見えないところにお金をかけ、お客さんに安心を買っていただいているわけです。福岡西方沖地震の時はお客さんから連絡がなくても、こちらから様子を確認しに行くなど、アフターサービスにも力を入れています」と横尾博社長は物件こそ信頼の証と胸を張る。
住宅建設は価格競争が激しい。資産価値の上昇が望める都市部のマンションは、高額でも人気を集めるが、戸建ては坪いくらの低価格が主流になっている。となると同社のような建設会社は、ローコスト住宅のノウハウをもつハウジングメーカーにはかなわない。
だから、マス化したプレハブ住宅より、ニッチな注文住宅に照準を設定。一つひとつの物件を着実にこなして信頼度を増すことで、口コミによる顧客の輪を広げている。
「よく設計管理者がいないと施工しやすいという人がいます。でも、当社ではそれではいけないという感覚で、さらに検査を重視して施工にあたります。結果として施主は安心して住めるのです。良いものを建てるのが何よりの営業力だと思います。」
マンションについては、建築請負時のオーナーは販売会社1社だが、物件が完成し分譲されると購入者各戸がオーナーとなる。どんなに自信をもって建設しても、数年経つとメンテナンスが必要になる。
営業マンを置いていない同社にとっては、6~7名の技術スタッフが駆り出され人的負担は否めないが、それでも自社物件のメンテナンスには徹底して取り組むという。
(以下、『福岡にパワーを与える企業100社』参照)
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