現在のJR西日本・山陽本線の基を敷設した「山陽鉄道」が、1896年に沿線の学校に通う児童のため、月極定期切符を発売したのは始まりです。山陽鉄道は、その他にも日本初の寝台車や食堂車を運行するなどの先進的なサービスを行なう鉄道会社でした。
しかし、1906年の「鉄道国有法」によって国有化され、会社組織としてはなくなってしまいました。ですが、山陽本線は未だに大幅な線路移設を受けておらず、100年以上経過した現在でも同じ路線を使用しています。何気に利用しているサービスが、山陽鉄道で誕生し、普段の生活に欠かせない存在になっているのは驚きですね。
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