福岡県八女市の三田村統之市長に対し、資産公開の内容について質問書を送付したが、17日、同市の秘書係を通じて「コメントできない」との市長の意向を確認した。事実上の回答拒否である。
質問書の内容は極めて簡単なもので、
1、市長就任後に公開された三田村市長の資産内容等について、間違いはないか。
2、旧八女郡内の建設業者や八女市の指定業者及びその関係者らからの借入金はないか。
という、ふたつの項目だけである。
当然、「ない」との答えが返ってくるものと思っていたが、なぜか「回答拒否」。回答できない理由でもあるのかと資産公開の内容について調べてみると、不可解な点があることが判明した。
資産公開は市民に対し、首長や議員の所有財産や預貯金、借入金などを明らかにすることで、地位を利用した不正な蓄財などがないことを証明する唯一の制度である。前述のような簡単な質問を拒否する必要はないはずで、三田村市長の真意を測りかねるが、ともかく、明日から三田村市長の資産公開の内容について検証してみたい。
つづく
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