2009年7月14日、ジャスダック証券取引所に上場する株式会社シノケングループは、第三者割当増資での新株発行で、NISグループ子会社が執行するファンドから6億円の資金調達を行なうことを取締役会で決議した。
増資の引受先はNISバリューアップ・ファンド2号投資事業組合で、7月末の払い込み後にシノケングループ株式の53.77%を保有する筆頭株主となる。同ファンドはシノケングループ取締役会決議と同日に設立され、保有株式の議決権行使についての詳細は出資者との守秘義務契約により非開示としている。
NISバリューアップ・ファンド2号投資事業組合の出資者(出資比率)は、池田建設株式会社(31.0%)、中小企業不動産機構株式会社(29.0%)、中小企業建設機構株式会社(25.0%)、中小企業管理機構株式会社(13.5%)、NISグループ株式会社(1.0%)の順で、これらの出資者は中小企業振興ネットワークの参加企業でもある。
中小企業振興ネットワークは「中小企業に対するあらゆるサービスを提供できるネットワークを構築していくこと」をヴィジョンに掲げる独立企業同士の任意団体。シノケングループも同ネットワークとの連携により、(1)不動産販売事業での優良な開発用地および外注先の確保、(2)新規顧客の開発、(3)賃貸管理物件の入居者を含めた顧客へのサービス向上など、で高いシナジー効果を期待している。
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