今年1月に民事再生法の適用を申請した栄泉不動産(株)を中心に、(株)大林組が施工を手掛ける「ロイヤルアーク千早ザ・タワーズ」。6月に周辺仮説物を「解体する」という話が出ていたが、大林組の現場事務所が一時撤退することになったようだ。
このことについて、栄泉不動産や大和システムに問い合わせたところ、「詳しく聞いていない」という回答だった。当初、大林組の現場担当は「撤退する」とだけ答えたため、施工から完全に手を引くのかと思われたが、栄泉不動産担当者によれば「そうではない。これからの台風などの災害に備えてしかるべき処置をしてから『一時的に』現場事務所を撤退する」とのこと。
ただ、依然として「スポンサーを探している状態」(栄泉不動産担当者)で、先行きは不透明である。また、企業間の意思疎通もうまくいっていないような印象も受けた。大きな動きが出てきたときは改めて報告したい。
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