民主党の「次の内閣」でネクスト防衛大臣を務めていた浅尾慶一郎参議院議員は、24日国会内で記者会見し、8月30日投・開票の総選挙に神奈川4区から無所属で立候補することを表明した。浅尾氏は会見に先立ち民主党に離党届を提出したが、岡田幹事長はこれを受理せず「除名」する方針。
浅尾氏は東大卒、日本興業銀行勤務を経て1998年、神奈川選挙区から参院議員に初当選、現在2期目。衆院への鞍替えを希望していたが、浅尾氏の希望する神奈川4区は元逗子市長の擁立が決まっており、党側から同8区への出馬を打診されていた。浅尾氏が衆院選に鞍替え出馬することで、参院民主党の議席は1減となる。
調整に失敗し、浅尾氏の離党→除名→分裂選挙となることが確実となったが、政権奪取に向けて上げ潮ムードだった同党には手痛い事態となった。
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