「鼻」、「羅生門」、「蜘蛛の糸」などの著者で知られる芥川龍之介です。1927年7月24日、多量の睡眠薬を摂取して自殺したといわれていますが、別の薬物を用いたとの異説も存在します。代表作のひとつ「河童」にちなみ、彼の命日を『河童忌』と呼ばれています。死後に見つかった遺書ともとれる作品「或阿呆の一生」も代表作のひとつです。
夏目漱石に師事し、その作品群は「今昔物語」などをはじめとした古典文学をモチーフにしたものが多いのが特徴。生前に親交の深かった菊池寛によって創設された「芥川賞」は、日本を代表する文学賞としてあまりにも有名です。ちなみに、同時に創設された「直木賞」は、昭和初期に活躍した作家であり、脚本家・映画監督でもあった直木三十五の功績を称えたものです。
現在でも愛読される龍之介の著作も偉大ですが、彼の子孫も芸術分野を中心に活躍しており、そういった面も彼の大きな功績といえるでしょう。
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