福岡市内は3つの選挙区に分かれる。福岡1区(東区、博多区)、同2区(中央区、城南区、南区)、同3区(早良区、西区、前原市・志摩町・二丈町)であるが、これまでの衆院選挙では、それぞれの選挙区で建設業界の支援候補がほぼ決められていたという。1区は松本龍氏(民主)、2区は山崎拓氏(自民)、3区は太田誠一氏(自民)である。
しかし、今回はこれまで以上に、どん底にあえぐ建設業界がどこまで動くか分からないという。高松組に代表されるように、地場建設業者の倒産が相次ぐなか、とても選挙に人を出したり、動員に協力する余力はないとされる。昨年破たんしたデックスクロキなどの地場デベロッパーも同様だ。
福岡市で中堅建設会社に勤める人物は次のように語る。「何が選挙ですか。国会議員の威光で仕事が増える時代ではないでしょう。国会議員が倒産を止めてくれますか?ここ数年、どれだけデベ(デベロッパー)や建設会社がつぶれたですか!もう建設(業)は票と金の供給源ではないよ。勝手にやれと言いたい」。
さらに自嘲気味に「社長が○△さんに(票を)入れろ、と言ったって、口では『ハイ』と言ってるだけで、従業員は別の候補者の方を向いていることはすぐ分かる。時代が変わったんよ。もう業界とか、企業に頼る選挙はやめないと・・・」と突き放す。
不況により、建設業界への厳しい風が吹く中、建設業界がどのように動くか注目して行きたい。
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