(社)福岡県建設専門工事業団体連合会が提案した「老朽橋等の長寿命化(維持管理)に関する事業」が、国土交通省の「建設業と地域の元気回復助成事業」として認定された。
「建設業と地域の元気回復助成事業」は、地域の建設業団体が保有する人材・機材・ノウハウ等を活用しながら、地方公共団体、環境、福祉団体等との連携により協議会を設立し、建設業の活力再生と地域活性化を図ることを目的とする。また、これに関わる検討や試行的実施に必要な経費として、1協議会2,500万円を上限に助成されるというもの。
今回認定を受けた「老朽橋等の長寿命化(維持管理)に関する事業」の趣旨は、塗装用等の足場を組む鳶職が「調査の眼」を持つことで、老朽橋の予防安全措置に早期に取り組むことができ、落橋などを未然に防止して一般市民の安全を守ることにある、とされる。
第1次選定では、全国からの応募件数240に対して104の事業が認定を受け、福岡県下では福岡建団連のみの認定となった。なお、第2次選考は今年の夏から秋にかけて行われる。詳細は福岡建団連のHP、及び国土交通省のHP(PDF)を参照のこと。
「建設業と地域の元気回復助成事業」の他にも、様々な公的機関で多くの助成制度や補助制度が設けられている。手続きの煩わしさや日頃からの情報収集の必要性などのハードルはあるが、事業の一助ともなり、積極的な活用が望まれる。
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