1836年7月29日に完成した「エトワール凱旋門」です。それから遡ること30年前、当時のフランス皇帝・ナポレオンI世の命令により建造が開始されました。しかし、建造中にナポレオンは失脚し、工事も一時ストップ。完成時には、すでにナポレオンはこの世にはいませんでした。
そもそも、凱旋門は戦勝記念碑的に建造されるもので、世界各地に存在するものであり、日本では一定期間で取り壊される風習があったようで、現存するものは静岡県や鹿児島県にわずかに残っているそうです。その他、世界的に有名な凱旋門は、ドイツのブランデンブルク門などがあります。現在では凱旋門の代名詞となっている「エトワール凱旋門」は、1805年のアウステルリッツの戦いに勝利した記念に由来する門ですが、パリには他にも数多くの凱旋門が現存しています。
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