「(集会には)出たよ。自民党と喧嘩するわけにはいかんやろ。会社から言われたから(集会に出た)やけど、まあ、(立候補予定者が)どんな話するのか、聞いてみようかという感じやね」。長く自民党の前職を応援してきたという福岡市内に住む建設会社の役員は笑う。
「国会議員を応援したからといって仕事が増える時代じゃない。それでも、自民党の現職を敵に回して、仕事を減らされないようにせんと、ね。その程度の付き合いやけど、やっぱり投票となれば情というか、握手でもしたことのあるほうに入れるもんね」。
今度も自民党?そう聞く記者に「うーん」と唸ったきり、上を向いてしまった。別れ際にポツリとつぶやいたのは「変えてみよかね」という一言だった。
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