西日本鉄道(株)(本社:福岡市中央区、竹島和幸社長)は、7月30日、2010年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。
営業収益は、前年同期比15.5%減の729億2,400万円、経常利益は同比56.7%減の10億7,700万円、四半期純損益は1億4,900万円の損失となった。
4月に(株)スピナの行うスーパーマーケット事業を(株)西鉄ストアに統合した。また、ビジネスホテル事業を直営とした。これに伴い、(株)スピナを流通業から不動産業(一部流通業)に区分変更した。また、事業別セグメントにホテル業を新設し、レジャー・サービス業に区分した。
運輸業については、景気の後退に加え、高速道路の週末割引の影響などもあり、鉄道事業で旅客人員が前年同期比2.6%減、バス事業(乗合)で旅客人員が同比4.3%減となったことや、貨物運送業で取扱高が減少したことなどにより、営業収益、営業利益が減少した。
流通業については、スピナを不動産業に区分変更したことなどにより、営業収益、営業利益は減少となった。
不動産業については、スピナの区分変更や、分譲業での販売戸数の増加などにより、営業収益は増加、営業利益は減少となった。
レジャー・サービス業については、利用運送事業(国際物流事業)における国際的な物流の低迷による取扱高の減少や、旅行業などでの景気後退の影響などにより、営業収益は減少、営業損益は損失となった。
その他の事業については、解体業での販売価格の下落や、自動車製造業などでの受注減により、営業収益は減少、営業損益はICカード事業における費用増などもあり、損失となった。
なお、同時に、4月30日に公表した2010年3月期通期連結業績予想(2009年4月1日~2010年3月31日)を、売上高3,147億円(増減額:-153億円)、営業利益82億円(増減額:-38億円)、経常利益59億円(増減額:-41億円)、当期純利益28億円(増減額:-22億円)に修正すると発表している。
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