ピュアラの倒産原因は前回報じた通り水販売事業の失敗である。では、この水販売事業で年間どれだけの赤字が発生していたのか?実際には、1年間で1億4,000万円ほどもの赤字となっていた。これでは携帯販売事業でいくら稼いでも追いつくわけがない(携帯販売事業は年間2,300万円ほどの利益)。
では決算上ではどうなっていたのか?ここ3期の最終利益は、07年2月期は815万円、08年223万円、09年36万円と黒字である。水販売事業で多額の赤字となっているにもかかわらず、決算書上では黒字。この辺りは、もっと掘り下げて取材をする必要がありそうだ。
【宮野 秀夫】
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