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「結局は世襲」津島元厚相の後継
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2009年7月30日 18:18

 自民党青森県連は30日、政界引退した青森1区の津島雄二元厚相の後継候補として、県連が公募で決めた同氏長男の淳氏(42)を公認するよう自民党本部に要請した。細田幹事長は「党として今後協議していく」と述べた。また世襲制限を党のマニフェストに盛り込むよう提唱した菅義偉選対副委員長は、淳氏の後継に不快感を示し、公認に反対するとしている。
 自民党は、31日に発表する衆院選マニフェストに、世襲候補の立候補制限を盛り込むが、導入時期は次々回選挙からとしている。
 自民党青森県連は、公募で津島元首相の後継を決めるとし、最終的に6人に絞って選考を行なった結果、長男の淳氏を選出したという。この選出にあたって青森県連は「公募の中で広く判断を仰ぎ、決定した」として、世襲候補との批判に反論している。しかし「出来レース」との批判の声は根強く、自民党本部としても無視できないかたちとなっている。
 津島派の領袖である津島元厚相の突然の引退については、派内からもいぶかしがる声が出ていた。「今回の総選挙では落選の危険性が高いので今のうちに息子に譲ったほうが得策と判断したのだろう」との見方が有力だ。しかも次々回から世襲制限を実施することになっており、今回が最後のチャンスになるわけだ。
 一方、神奈川11区では、小泉純一郎元首相の次男の進次郎氏が厳しい世襲批判にさらされている。同氏は比例区との重複立候補を辞退し、小選挙区からの立候補に絞って、逆風に立ち向かうとしている。
 劣勢に立っていると言われる自民党が党勢を回復するためには、党として一丸になるしかない。しかし、青森のように自民党から「自分党」に成り下がっているようでは、お先はまっくらである。

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