1914年6月28日、オーストリア・ハンガリー帝国のフェルディナント大公が暗殺された「サラエボ事件」がきっかけとなり、人類史上初となる世界規模の大戦が同年7月28日勃発しました。
当初、オーストリア・ハンガリーのセルビア王国に対するの宣戦に始まり、各国は「中央同盟国」(オーストリア、ドイツ、オスマン帝国など)と「連合国」(セルビア、イギリス、フランス、ロシアなど)の陣営に分かれた戦争に発展。早々に終結すると思われていた戦争でしたが、世界各地に広がっていたヨーロッパ諸国の植民地の絡みで、瞬く間にアフリカや中東、東アジアにも戦火が広がりました。そんな流れのなか、日英同盟によって日本も連合国一員として参戦を決め、ドイツの支配下にあった中国・山東省の青島や南洋諸島を攻略しました。また、戦火の拡大以外にも、戦車や飛行機、化学兵器などの新兵器が投入され、これまでの戦闘を一変させたことも大きな要因といわれています。
大戦は約4年間も続き、18年11月に連合国の勝利で終結しました。しかし、これを契機に、ロシアなどで社会主義が台頭し、ドイツやイタリアではファシズム勢力が拡大していくことになります。
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