14日、自民党総務会の席上、古賀誠選対委員長が東京都議選惨敗の責任を取って選対委員長辞任を表明した。
都議選の敗北をめぐっては党内から古賀氏の責任を問う声があがっていた。古賀氏が仕掛けた東国原宮崎県知事への出馬要請が、有権者の強い反発を招いたからである。
古賀氏はこうした党内の批判を受けて選対委員長の辞任を申し出たようだが、総務会では引き止める声さえ上がらなかったという。
自民党関係者からは「古賀さんが選対委員長を辞めたいというのは別の理由ではないか。自分の選挙が危ない時に、全国を飛び回るようなことは避けたいんじゃないか。福岡7区は古賀さんの元秘書が対抗馬。地元の市長だった人物でこれまでの民主党候補者とは違う。相当に危機感を持っており、知事とのツーショットポスターを使うわ、どぶ板は踏むわで総力戦になっている。全国でも注目の選挙区となっており、役職を辞して選挙に専念したい、というのが本音だろう」と手厳しい。
確かに古賀氏の対抗馬となる民主党公認候補は野田国義・前八女市長で、最強の敵と言われている。週刊誌の選挙取材も、福岡県ではまず福岡7区だとされるほどの注目選挙区。
古賀氏はこれまでにないきめの細かい運動を展開している。
古賀氏の地元事務所に確認したが、選対委員長辞任のことについては「何も聞いていない」としている。辞任すれば選挙に専念すると見られるが、慰留されて留任、つまりまたしても「パフォーマンスではないか」とうがった見方も存在する。東国原騒動は自民党だけでなく古賀氏にとっても大きなダメージとなった。
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