14日、ジャスダック証券取引所に上場する株式会社シノケングループは、第三者割当増資での新株発行で、NISグループ子会社が執行するファンドから6億円の資金調達を行うことを明らかにした。
割当先となるのは、NISグループで中堅・中小企業向けの投資銀行業務を営む子会社のエヌ・アイ・ストラテジック・パートナーズ(株)によるNISバリューアップ・ファンド2号投資事業組合。増資後は同ファンドの持株比率が53.77%となり、シノケンの創業オーナー体制の終焉が決定づけられる。
NISバリューアップ・ファンド2号投資事業組合は、割当を受けるシノケンの新株式については中長期に保有する方針で、経営およびコーポレート・ガバナンスを支援していく考えだ。
なお、業務執行組合員であるエヌ・アイ・ストラテジック・パートナーズ(株)は2008年7月以降に、ナノテックス、ベンチャーリンク、レカムホールディングスといった新興の上場企業に対して、「経営参加/純投資」目的での資本参加をしており、その関係は現在も維持されているもようだ。
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