(株)シノケングループ(本社:東京都)は7月14日開催の取締役会において、第三者割当による新株式の発行を決議した。割当先はノンバンクであるNISグループ㈱(本社:東京都)の子会社が業務執行組合員のNISバリューアップ・ファンド2号投資事業組合。同組合に割当てる新株式は46,875株で、現在の発行済株式総数40,307株の116.3%に上る。これにより同組合が53.77%を保有する筆頭株主となる。調達金額は6億円で、発行諸費用を除いた5億9,000万円が実質の調達額となる。
この第三者割当が、ある憶測を呼んでいる。シノケングループは以前からノンバンクの利用が囁かれていた。銀行からの資金調達が難しい状況で、やむなくノンバンクを利用しているとの噂だ。今回の第三者割当は、その返済に伴うものではないかとの憶測である。詳細は不明だが、銀行への返済も遅延している状況が噂に信憑性を持たせているようだ。
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