NET-IB NEWSネットアイ

ビーニュース

脱原発・新エネルギーの関連記事はこちら
純広告用VT
カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

政治

福岡7区 「師弟対決」への疑問
政治
2009年7月27日 10:59

野田氏の出馬表明
 
 8月30日の衆院選投・開票に向けて、福岡県内の各立候補予定者陣営が熱い戦いを繰り広げている。
 その中でも全国注視の選挙区が衆院福岡7区である。同選挙区は大牟田市、筑後市、柳川市、八女市、みやま市、八女郡などで構成され、議席を守ってきたのは自民・古賀誠元幹事長。磐石だったはずの古賀氏に赤信号が点滅したのは、昨年9月のことだった。
 当時八女市長だった野田国義氏が、小沢一郎民主党代表(当時、現・代表代行)と並んで電撃出馬表明を行ったのである。
 早くから同区の民主党候補者差し替えが指摘されてはいたが、それまでは「女性候補」ではないかなど、噂の域でしかなかった。直前で野田氏の名前が漏れてはいたが、古賀陣営にとっては寝耳に水だったという。

「師弟対決」?

 マスコミは「師弟対決」として一斉に野田氏出馬を報道した。野田氏が古賀氏の元秘書であったことからのネーミングである。しかし、この「師弟対決」という選挙構図には疑問がある。野田氏は日本大学卒業後、政治の世界へ飛び込み、古賀誠氏の秘書を7年間務める。ちなみに古賀氏も日大出身で、先輩・後輩の対決という構図であることは間違いない。しかし、「師弟」という表現はぴったりとこないのだ。
 
 第一の理由としては、野田氏と古賀氏の政治手法の違い。古賀氏は、「道路族のドン」と呼ばれるように、自民党らしさを体現する政治家である。「まこと橋(朧大橋)」に代表される利益誘導型政治が、地元に公共事業と便利さをもたらしてきたのは事実。当然、古賀氏の資金管理団体「古賀誠筑後誠山会」や自民党支部への建設業者による政治資金提供は目立ったものがある。
 選挙手法にしても、後援会、系列地方議員、首長、各種団体を総動員した旧来型だ。集会を重ねながらも、マスコミの取材をシャットアウトする姿勢からは「開かれた政治」のかけらも感じられない。まさに「ミスター自民党」と呼ぶに相応しい政治家である。

 一方の野田氏の政治手法はどうなのだろう?

つづく

                                   

関連記事

powered by weblio


政治一覧
政治
2011年7月27日 18:05
純広告VT
純広告VT

純広告用レクタングル


IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル