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福岡7区は「師弟対決」ではない?
政治
2009年7月28日 07:51

 福岡7区で民主党公認として立候補予定の野田国義氏は、日本大学を卒業後、政治家秘書から八女市長に転身し、今回の総選挙で国政に挑む。
 対立候補となる自民党・古賀誠元幹事長は、大学の先輩であり、7年間秘書として仕えたという関係でもある。野田氏には「その手法を古賀氏から学んだ選挙上手」との評価も存在する。確かに4回に及ぶ八女市長選挙では、他候補を圧倒する強さを見せつけてきた。しかし、野田氏の政治スタイルは古賀氏とはまったく違うものである。

 野田氏は、4期16年間の市長時代、建設業界からの政治資金提供をかたくなに拒んでいる。それどころか、八女市発注の公共事業の建設コストを削るだけ削り、情報公開の徹底を図るなど、改革派市長として頭角を現す。当然、建設業界とは縁が薄い。任期中、政治資金パーティさえ開いたことがないという。野田氏を学生時代から知る人物は「野田にとって古賀さんは反面教師だった。学生時代から古賀さんの事務所に出入りしていた彼は、政治家としての古賀さんの政治手法や選挙のやり方をじっと見つめていた。だからこそ古賀さんの下を去った。八女市長選挙に初出馬する時も古賀氏は反対し、現職を応援したんですから・・・。だから、野田の市長時代は古賀さんとは全く逆の政治手法じゃないですか。師弟?そんな関係じゃないですよ。絶対違う」と、「師弟対決」との見立てに強く反論する。
 たしかに、野田氏の八女市長在任中の政治手法は「市民本位」に尽きる。業者のためという視点はなく、公共事業に関して建設業界に口を出すこともなかったという。その分、市政改革に神経をすり減らし、体調を崩したこともある。利権と距離を置く姿勢は、古賀氏とは対照的なのである。その象徴的事件が今年になって八女市で起きていた。

(つづく)

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