破綻した広島市の(株)アーバンコーポレイションが、福岡市中央区大濠で手掛けていた総戸数51戸のマンション。同社の民事再生法申請により、工事が中断し動きがなかったが、ようやく動きだしたようだ。当初は今年1月から入居が始まる予定であったこのマンション。大濠に住まいを探している会社社長のA氏は、この物件が出来上がるのを楽しみにしているという。やはりマンションの事業主が経営破たんすると、ゼネコンなどの取引先のみならず、入居を希望していた一般の人にまで迷惑がかかることになる。このことは、デベロッパー各社は、もう一度、肝に銘じて頂きたい。
【宮野 秀夫】
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