31日、自民党のマニフェストが発表された数時間後、同党のホームページが一新された。
ネット社会の到来は、普段の政治活動のあり方にも大きな影響を与えている。「見えない有権者」にどう向き合うかも問われているようだ。
平日の昼間、選挙区から離れることがほとんどのサラリーマンにとって、候補者の顔はポスターで知るくらい。政策や語り口に触れる機会は少ない。必然的に、候補者のホームページやブログが、詳しい政策や考え方をじっくり見てもらうことができる重要なアイテムになっているのだ。
1日、福岡4区・渡辺ともよし前衆院議員のホームページのデザインがガラリと変わった。(参照)渡辺事務所のスタッフは、「ふだん、出勤途中の駅などで、チラリとしか見てもらうことができないサラリーマンの皆様がたにも、ぜひ政策や日ごろの活動を知ってもらいたい。子育て世代のお母さん方にもご意見をいただきたきたい。動画や写真から、渡辺ともよしの素顔を知ってもらい、少しでも有権者に判断材料を提供したい。そうした渡辺の決意をお届けしたくて、思い切って力強いデザインに変えました。内容も日々更新します」と語る。
従来型のチラシや街頭での訴えに加え、ネットを利用した積極的な有権者へのアプローチは確かに有効な手段である。内容を毎日チェックし、新しい情報を発信する手間はかかるが、政治家の本気度を見るには絶好の材料である。
選挙区ごとに、立候補予定者のホームページを見ると、確かにその違いが現れている。
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