福岡県は7月24日から九州北部を襲った豪雨による県内の被害額が、103億円にのぼることを明らかにした。
県のまとめた集計によると、被害額は河川・砂防施設24億円▽道路施設23億円▽農業20億円▽森林・林業関係16億円▽商工9億円▽教育施設・文化財など5億円▽上下水道など6億円となっている。
災害による人的被害は、8月3日現在で死者9名、行方不明者1名、重軽傷者16名に及んだ。また、家屋の被害は全倒壊8棟、半壊3棟、床上浸水1,272棟、床下浸水3,519棟にのぼり、道路や河川被害、土砂災害などと合わせた被害額は、少なくとも103億円にのぼる。県は被災者に対して、災害援護資金や見舞金のほか、中小企業や農家向けの追加支援制度の創設することも明らかにした。
中小企業向けの緊急特別融資は、限度額3,000万円で融資利率を0,9%に引き下げ、1%の保証料率を免除する。また、農家に対しては、3割以上の減収・損失となる被害を受けた場合、農協から融資を受ける際の利子補給率18%から50%に引き上げるとしている。
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