(株)戸上電機製作所(本社:佐賀市、戸上信一社長)は、8月7日、2010年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。
売上高は前年同期比22.8%減の32億8,200万円、経常損失は1,000万円(前年同期は1億5,000万円の利益)、四半期純損失は1,500万円(前年同期は6,300万円の利益)となった。
電子制御器区分である電磁開閉器について、主力の空調業界をはじめ機械装置関連各社が在庫調整のための減産体制を敷いたため、需要が大幅に減少した。また、電力会社向け配電自動化用子局などの制御装置についても、計画工事が停滞し需要が伸び悩むなど、売上減となった。
配電用自動開閉器区分では、主力の波及事故防止機器(通称SOG開閉器)については、建設物件の投資が凍結されるなど、特に関東地区での落ち込みが大きく、売上減となった。一方、電力会社向け配電用自動開閉器については、停滞していた既設機器のリニューアル需要が動き出したことなどから売上増となった。
配電盤およびシステム機器区分の配電盤については、企業業績の悪化による物件規模の縮小、設備投資の抑制、リニューアル計画の延期といったマイナス要因が響き、売上減となった。
水処理機器においても、公共設備投資対策の遅れや案件数の減少などが影響し、低水準で推移した。
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