今夏最高の暑さを記録した福岡市天神が、首相遊説で総選挙ムードに包まれた。
7日、午後1時から福岡市天神の天神ツインビル前で開かれた自民党演説会。福岡市内を選挙区とする前職らに続いて登場した麻生首相は、「太郎さーん」「麻生さーん」の歓声で迎えられた。
首相は、集中豪雨で被害にあった住民への見舞いを述べた後、「これまでの私の発言や党内のゴタゴタで党の信頼を傷つけたことをお詫びします」と、遊説では定番となった謝罪。次に、首相就任以降の経済対策が実を結びつつあることを強調し、理解を求めた。
今度の総選挙は政権選択選挙ではなく、政策を選ぶ「政策選択選挙」であると強調。とりわけ安全保障政策がフラフラしている民主党では日本の安全は守ることができないと力説した。最後に、「日本を守る自民党」「国民の生活を守る自民党」への支持を強く訴えた。
戦後初の地元出身首相だけに、一部の熱心な支持者から取り囲まれ、握手攻めにあったが、会場の参加者からは「人数は集まっているが、熱っぽさが足りない」という声も聞かれた。「今日の集会を契機に反転攻勢に打って出る」と気合をいれた自民党福岡県連。劣勢を取り戻す起爆剤になったのかどうか・・・。夏の戦いはこれから正念場を迎える。
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