前原市、志摩町、二丈町は10年1月の合併により人口10万人の糸島市となる。合併に伴い市長選、市議選も実施される予定だ。
糸島市の初代市長には、現・前原市長の松本嶺男氏が有力視されていた。前原市長に再選後、糸島市長に就任する流れが規定路線と捉えられていたからだ。だが、ここにきて風向きが変わりつつある。今月実施される衆議院選挙の動向が糸島市長選にも影響を与える可能性が高くなってきたからだ。
現・糸島地区は福岡3区。この3区で自民党、民主党の各候補の得票数が糸島市長選に絡んでくる。民主党候補の得票数が多ければ、民主党が糸島市長選に候補を擁立する可能性が高くなる。就任後、一定の評価を得てきた松本市長だが、糸島市長選は逆風に晒される選挙戦となるかもしれない。
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