8日夕方、福岡市天神のイムズ横で行なわれた日本共産党の演説会で、志位和夫委員長は、比例区での大躍進を訴えた。
比例九州・沖縄ブロックの予定候補者のあいさつに続き登壇した志位委員長は、「すでに自公政権は国民の信頼を失っている。今度の総選挙で自公政権を退場させよう」と呼びかけた。
演説のなかで志位委員長は、自公政権を終わらせた後どんな政治をつくるのかが求められているとして、「ルールある経済社会」と「自主・自立の平和外交」の政治を提起した。さらに、民主党を中心とした政権ができた場合、共産党は「建設的野党」の立場から是々非々で臨むとし、民主党がマニフェストで掲げたFTA(日米自由貿易協定)締結と衆院比例区の80人削減を批判した。
演説会は2,000人の聴衆で熱気にあふれ、志位委員長の演説に足を止める通行人も数多く見られた。参加者のひとりは「今度の総選挙は歴史的な選挙だ。民主党政権になったら野党になった自民・公明は足を引っ張るばかりだ。共産党は良い政策には協力し、おかしい政策には反対して政治を良くしていく。そのためには比例区での前進が絶対必要だ」と語っていた。
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