地場明太子業者の代表A氏は「工場建設などの相談をしても取引行がなかなか前向きに検討してくれない。当社に限らず、業界全体が資金調達困難になっているのではないか」と指摘する。近時の明太子関連業者の相次ぐ破綻が少なからず影響しているというのだ。A氏は「破綻直前に資金調達した業者があったことも関係しているのでは」と考えている。「大きな資金が要る割りには内部留保に回せる金額は限界がある」銀行の力を借りたいところだが、厳しくなる調達環境のなかでA氏は「自力で回せる体力をつけるしかない」と決意している。
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