36歳のR氏は朝鮮系中国人である。福岡に来て16年。福岡教育大学大学院まで行ったが、中退をした。中小企業のオーナーの支援を受けて、飲食店を経営してきた。大連出身の彼女と、福岡で知り合い結婚した。奥さんの出身である大連に、150m2のマンションを買った。価格は2,200万円で、2,000万円は自己資金で賄った。福岡での15年の生活で、2,000万円を貯めたそうだ。
夫婦でそろそろ子作りを検討しだした。「やはり一人っ子だよね?」と奥さんが尋ねると、R氏は「いやー、自分は一人っ子政策には規制されない」と決然と答えた。奥さんは漢民族だが、R氏は朝鮮民族だそうだ。
「少数民族は、子供を何人でも産んでよいことになっている。このように一人っ子政策の枠からはみ出した人たちが数多くいるんだ。だから、中国の人口は公称13億人といわれているが、実際のところは16億人が本当だろう」と話してくれた。
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