18日、各党の比例代表名簿が出そろった。最後までドタバタしたのは、発表が同日未明にまでずれ込んだ民主党。自民元職や民主の元議員などがずらりと並ぶ。
九州比例区では、福岡7区で野田国義・前八女市長に同区支部長(公認予定者)を差し替えられた中屋大介氏が名簿に登載された。救済措置だとすればおかしな話である。
差し替えが必要な候補でも、比例区では当選してもいいというのだろうか。これまで候補者としての活動をしていない人物を、いきなり当選の可能性がある比例名簿に登載するというのは、有権者を軽んじる行為である。前回の郵政選挙では、自民党の圧勝を受けて本来なら当選するはずのない新人代議士が誕生した。それらの議員たちによる当選後の騒ぎは周知のとおりだ。今回の選挙ではその大半が姿を消している。
安易な候補者選定に警告を発してきたつもりだが、民主党には通じなかったらしい。
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