デベロッパーや戸建業者の多くが加盟している(社)九州住宅建設産業協会(通称:九住協)は、国や地方公共団体の住宅政策に協力し、住宅・宅地の経営事業および宅地造成事業の健全な発展を図り、社会福祉の増進に寄与することを目的とする団体である。理事長は、㈱ユニカ(中央区)の緒方社長が務めており、業界をこれまでうまくまとめてきた。
しかしここにきて、加盟企業が一枚岩とはいかない状況も生まれてきている。現在は126社が加盟しているが、一部ではこの「九住協」という組織に疑問を持ちはじめた企業も出てきている。特に比較的年齢が若い経営者に多いようで、最近は各種の会合にはあまり参加していない企業もあるようだ。
業界全体が厳しい状況の昨今、業界同士のつながりを密接にして、この危機を乗り越える必要があるだろう。
【宮野 秀夫】
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