新規物件をやりたくてもなかなか金融機関の融資がつかない現状では、デベロッパー各社が考えることは同じのようだ。過去、何度か触れたことがあるが、今日はマンションデベロッパーの戸建業界への参入の話である。
最近、地場デベロッパーから直接聞いた話であるが、3社が戸建住宅の販売を今秋より開始するという。A社は、4,000万円前後(建物込み)の物件を計画しており、B社は低価格帯の物件を販売していくという。ただ、各社とも初めての事業であり、手探りの状況であるが、新規のマンション分譲を行なえない以上、戸建住宅の販売でこの難局を乗り切りたいという考えである。
ただ、戸建業界も決して状況が良いわけではなく、しっかりと差別化を図っていく必要があろう。
【宮野 秀夫】
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